花水隧道を草刈り

今朝探索した「花水隧道」という、現在は廃道となって、車両通行禁止となっている、七里岩と釜無川の間の道。
元々は舗装されて、まぁまぁの広さがあり、長坂から下りてくる花水坂という非常に富士山が綺麗に見える景勝地と、台ヶ原から長坂の清春へ登る台ヶ原・長坂線を結ぶ道だったらしく、昔は結構な交通量があったそうです。
七里岩からの落石や土砂、また場所によっては、崩落を防ぐためのコンクリートの壁が道路に落下しています。

白州町花水という集落は、一見すると台ヶ原から釜無川に下りた集落だけに見えますが、上は長坂町との境界線まで続く広いところで、東にもお家が何軒もありますが、この花水隧道が失われたことで、分断されてしまって、同じ町内なのに行き来出来なくなっているようです。

今日は荒れた道にのびたいばらの木や笹の葉などを、刈払機で綺麗にしました。
雨上がりや強風の日は危なそうですので、また、機会をみて倒木や岩の除去をしたいと思います。
基本的には通行する意味は今はありませんけれど、車が通れるようになるとかなり便利な道にはなりますね。

この花水隧道は、現在私たちが住んでいる土地の所有者だった、山口元作さんという方が、養蚕で財をなして、私費でトンネルを掘り、花水坂迄の道を開拓したのだそうです。
隧道の入口の竹林の中には、その功績を称える碑がひっそりと建てられております。

なんでも山口元作さんは、サンパウロの市長になるのだと言って、ブラジルに渡られたそうです。
結局市長にはなりませんでしたが、お花の農園をつくり成功されたと聞いております。
豪快な方ですね。

旧Blogはこちら
instagramはこちら
X(twitter)はこちら
facebookはこちら

↓いつも「応援」をありがとうございます。嬉しいコメントお待ちしております。

    2 件のコメントが “花水隧道を草刈り” にあります。

    1. チーちゃん より:

      使われなくなった隧道、映像で良く見ますがこれだけ綺麗にするにはさぞ大変でしたでしょう。お疲れ様でした。ただそこにあるのではなく様々なドラマがあるんですね。
      益々花水に、興味が湧いて来ました。

      1. チーちゃん かなり荒れているので、昨日は草刈りだけで陽が暮れてしまいました。
        あとは人力で出来るのは、動かせる石の除去や、落ち葉の除去、泥濘の土砂の除去、ゴミの回収くらいでしょうか?
        これは楽しみな仕事が出来ました、数カ月は暇つぶしになりそうです。(笑)

    この投稿はコメントできません。