裏の山林からの眺望

お店の裏にある山林は、八ヶ岳の噴火により流れ出た溶岩で作られた七里岩という台地です。
八ヶ岳から韮崎市の平和観音迄続いています。
韮崎の方には岸壁にいくつも洞穴がありますが、これは戦時中に隠れた航空機工場を作ろうとしたのだそうです。
白州にもところどころ穴が掘られていますが、これはうちの裏にもある、釜無川水力発電所の第一と第二をつなぐ水路を掘るときに、トンネルの土を掻き出した穴なんだそうです。
水路のトンネルは、別に七里岩の中を通っているんだそうです。
うちの裏の洞穴は、人が入られる大きさで、入ると5m位先にコンクリートの高さ50㎝位の堰があり、堰の向こうには水がジャブジャブ溜まっています。
その先に更に入ると、大きなコンクリートの箱があるんだそうです。(私は見たことない)
その中には何があるか判りませんが、聞いた話では水力発電所の水路から取った水が溜まる場所だとか・・・真相は判りません。

写真はお店の裏手の山林の平らな部分から撮影した風景。
1段目の平らな場所の奥には、大黒天を祭る七里岩をくりぬいた祠があります。
大黒天の先には、花水から今の花水坂に続く道を開いた方の碑が建っています。
ここの少し上には、昔住んでいた方々の屋敷神が祭られています。
更に上にあがる坂があり、その上には金毘羅さんと呼ばれる、この辺りの守り神が祭られたお社があります。
大きな石灯籠もあり、今は雑木が生えて、甲斐駒ヶ岳があまり見えませんが、昔はかなり眺望が期待できたのではないかと思います。
溶岩が固まって出来た、大きな馬の背のような岩もあり、昔は度胸試しで子供たちが、痩せた岩の背を歩いて渡ったそうです。
行けそうですが結構な高度感があります。

また、竹林があり、竹林のトンネルを抜けると、山から流れ出た岩清水があり、その先には同じ花水集落の上に出て、林道に繋がります。
林道からは昔牛舎があった畜産農家を抜けて、白山大神社へ行くことが出来ます。
現在の花水坂は、後に作られたもので、元々の花水坂はこの白山大神社の先にあり県で建てた立派な碑もあります。
白山と書きますが、地名では城山というのが同じ場所にあるので、見通しが良かったであろう場所なので、神社のある平らな場所は、山城が建てられていたのではないかななどと思っています。

いずれ図書館で調べてみたいです。

甲斐駒ヶ岳と田園の見える店 オーブン料理 白州アルベロ
https://cafe-albero.jp
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    2 件のコメントが “裏の山林からの眺望” にあります。

    1. チーちゃん より:

      おはようござます。素晴らしい景色。
      八ヶ岳の噴火から始まって、お家の周辺だけでも様々な物語があるんですね。
      興味津々のお話でした、
      今日は風が強くて空が真っ青、花水の空もさぞかし美しいことでしょう。駒ケ岳も輝いていることでしょう。

      1. チーちゃん 風が強く、おかげで午後には、綺麗に甲斐駒ヶ岳が見えました。
        朝は霜がついた山が白かったですが、午後にはすっかり融けたようで、お店の中はお日様の陽射しでポカポカ。
        思いがけず、弟が職場の皆さんと遅いランチに来て楽しんで帰りましたが、お陰様で早い時間に売り切れてしまい、お客様を2組お断りしてしまいました。
        前日にスープを追加して作らなかったからです。
        反省して今夜は多めに仕込んでいたら日付を跨いでしまい、このお返事を書いております(笑)

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