モーニングとランチの専門店 白州アルベロです。
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８月の終わりのまだまだ暑かった頃に、ロープウェイ代をケチって、北御所登山口から木曽駒ケ岳と宝剣岳をぐるりとまわって、南アルプスや八ヶ岳とは違った素晴らしい景色に感激したので、もう一つ登ってみたかった空木岳に、池山尾根ルートで登って来ました。
駐車場は駒ヶ岳高原スキー場の空木岳登山者駐車場より。
紅葉に期待が高まる時期です。
伊豆諸島に台風が急接近してはいましたが、こちらでは影響は感じず、程よい気温で青空もあり、心地よいそよ風と、降水確率ゼロパーセントの絶好の登山日和でした。
距離も上げる標高も、途中の梯子や鎖など、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根とよく似た感じで、若干黒戸よりは楽かなぁというイメージで出発。
登山口の貼り紙には熊の目撃が「頻繁にあります」とありました。
今日は熊よけ鈴＆ホイッスルのダブル装備でしたが、幸い熊らしい姿は1度も見ませんでした。
しかし、熊の大好きなドングリやヤマグリが沢山あったので、熊は絶対にいる山域ですね。
前半は林道終点迄割と急な道を登り、ほどなくして池山小屋（避難小屋）の水場が登山道に現れました。
流石に未だ水はたっぷりあったので、ひと口味見させていただき、帰りに満タンにさせていただきつつ、乾いた喉にたっぷり美味しいお水を流し込みました。
池山も帰りに千畳敷が見える絶景ポイントと書いてあったので、登り返して寄り道しましたが、山頂の木が伸びてしまっていて、あまり眺望は望めない残念な感じでした。
登りの途中にあった篭りが沢の岩窟という、麓の光前寺というお寺を開いたお坊さんが修行した岩窟にも寄り道。
ちょうど沢が目の前で、「さぁ！ここで修行して下さいな！！」といわんばかりの、絶好の修行場でした。
林道の終点からしばらくは、非常になだらなか道が続いて、標高は稼がずに距離だけが伸びていたので、これは最後の数キロで一気に標高を上げるパターンだな～と思って歩いていたら、案の定「大地獄」という梯子と鎖の連続するエリアが現れ、終わったかなぁと思ったら、その後にも「小地獄」という同じく梯子と鎖の連続するエリアがダブルで用意されていました。
黒戸尾根の梯子と鎖に比べると、そこまできつくはないですが、前半の木で作ったステップや、金属製の階段など、全体的にジワジワ太ももに効いてくる、ちょっと高めなそれなので、登りにペースを上げると後半苦しくなると思います。
地獄を抜けてしばらく歩くと、稜線に出る手前から森が紅葉し始めたので、期待がグングン高まります。
そして、森から稜線に出た瞬間、息を飲むような紅葉の絶景の向こうに「空木岳」が見えました。
写真を撮っていると、途中、追い越させて頂いた、結構登りが早い女性が追いついて、すごいっすねーーーー、すごいきれいーーと２人で感動。
良い天気だったので雷鳥さん達は見られませんでしたが、山頂からは雲海に浮かぶ甲斐駒ヶ岳も見えて、これもラッキー。
山頂手前に営業小屋もあって、水やジュースやカップ麺なんかが買えるし、丁度いい場所に水場もあるし、登山者の人数も千畳敷から木曽駒ケ岳のそれとは比べ物にならない位少ないし、この池山尾根ルートの空木岳はオススメです。
基本的には１泊小屋で宿泊する方が良いとは思いますけれど。
体力があれば日帰りも十分可能です。
帰りは経費節約のため駒ヶ根ソースカツ丼は封印し、下山した駐車場で残ったあんぱんを食べて、一気に高速で小淵沢迄戻って、インター近くの道の駅こぶちざわにあるスパティオ小淵沢の延命の湯（北杜市民は460円）で汗を流して、マッサージ器に1回かかり帰宅しました。
駐車場から空木岳のピストンは１７㎞とのことですが、寄り道をあっちこっちしたので、全行程は7時間59分（8時間切るために最後はダッシュ） 距離21.3㎞ 標高差2381mでした。
前半は比較的緩やかななが～い登山道を歩き楽するので、その付けが後半に凝縮します。
ほぼ壁の階段が何か所か。
鎖の先には、ジワジワ太ももに効いてくる、絶妙な高さの階段。
途中にある木製のステップもチョットだけ高くて、足に効いて来ます。
結構、登りにくい鎖場も多くありました。
標高2300m辺りからは紅葉が始まっていました。
陽の光が入ってとても綺麗です。
いかにも、この先は稜線ですよ～って感じのステップでした。
稜線に出た瞬間に目に入ってくる紅葉の絶景です。
見渡す限りの紅葉。
空木岳山頂が見えたので足取りも軽くなります。
最後の最後の登り。
360度眺望が開けている山頂からは、雲海に浮かぶ我らが甲斐駒ヶ岳も見えました。
甲斐駒ヶ岳と田園の見える店 オーブン料理 白州アルベロ
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おはようござます。台風の影響もなく、熊にも会わなく素晴らしい山行きでしたね。
ハード鎖場など相変わらずタフですね。ご近所のお庭のような山と違い、満足感が違うと思います。紅葉の美しかったこと、そして愛する甲斐駒ヶ岳が望めるおまけがついて、幸せな紀行を楽しく拝見致しました。有難うございました。
チーちゃん アップダウンこそなく、ひたすら登るロングコースですが、アスレチックな場所もあり、沢もあったり、冷たく美味しい水場が嬉しい池山尾根ルートでした。
なにより苦しい核心部を抜けたあとに待っている、絶景と山頂直下にある山小屋が嬉しいです。
今回は山小屋は利用しませんでしたが、あそこに小屋があるだけで心強く、荷物の軽量化も出来るのでありがたい。
中央アルプスの山は３座目ですが、とても素晴らしい山々ですね。